僕はチベットに行ったことはありません。
が、いつか必ず訪れてみたいと思っています。
そしてカンリンポチェ山に巡礼してみたいと思っています。
あわよくば6000mくらいの山に登ってスキーができたらいいなーとも夢みています。
でもチベットの人々が神と崇めている山に、アルピニズムだ登頂記録だ何だとぬかして
土足で踏み込むことは決してしたくないと思っています。
僕はチベットかぶれです。
今まで色々なチベットに関する本を読んできました。
そのほぼ全てが、いわゆる西側から見たチベット像でした。
僕はそこから得た知識でしかチベットについて知りません。
ですがダライラマご自身が書かれた本を読んで、非常に感銘を受けました。
彼の主張は人間としての根本的な道徳をといていると思えるのです。
そしてダライラマを信奉するチベット人たちは、多くの旅行記の作者たちが
語っているように、きっと平和を愛する良い人たちなんだろうと信じています。
僕はチベットファンです。
先進国のリベラル派の人間に典型的に見られる例ですが、チベットやチベット人たち
(ヨガやヨーギーもそうですね) を何か神秘的で崇高な存在だと思いこんでいます。
現代のさまざまな問題を解決するヒントが、チベット仏教の教えに隠されているの
ではないかと期待しています。
チベット人たちをいじめる中国共産党政府とはいったい何者なのかと思って、
毛沢東や文化大革命に関する本を読んだりもしました。
とは言ってもこれらも西側の人間が書いたものですが。
結論から言うと、僕にはまったく意味不明でした。
クレイジーとしか言いようが無い。
あまりの理不尽さにはらわたが煮えくり返りました。
だから今回の騒動に関して、僕は無条件でダライラマとチベットの人々を応援します。
僕にはチベット人の知り合いも、漢民族の知り合いもいません。
もちろん悪いチベット人もいるし、良い漢人もたくさんいるはずです。
当たり前ですが、中国人が悪いとは思いません。
悪いのは頭のいかれた命令を出している権力者たちです。
暴力行為を持って聖火やオリンピックに反対するのは愚かな行為です。
「非暴力」こそ、チベットを支援する人たちがとるべき手法です。
日本の報道機関がこれだけチベット問題を取り上げるのはかつて無いです。
世界的に見てもそうでしょう。
世界世論の力が中国政府の政策を変えさせることは可能でしょうか?
チベットに平和と自由、そして真の自治あるいは独立が訪れることを祈らずにはいられません。
そしてダライラマ猊下がいつの日かチベットに戻られることを。
FREE TIBET !!